台湾ヒノキの大きな1枚板から作った家具の2つ目です。
お客様の娘さんが使われる、小振りな本棚です。
デザインコンセプトはサイドボードと同じですが、娘さんが使われるとのことで、少し可愛さを意識しています。
今回挑戦した形があります。
それが天丸の形です。天板と側板の接合部が丸くなっている形です。
桐箪笥の形にこの天丸のデザインがありますが、曲線のRはここまで大きくありません。
積層合板で曲げてこの形を作っている家具もありますが、無垢材で大きなRの天丸をしてあるのは見たことありません。
以前から気になっていた形なのですが、今回のコンセプトにぴったりだったので挑戦することにしました。予想通り、この形を作るのは大変でしたが、結果には満足しています。
もう一つ、棚板の形にも特徴があります。
側板よりも少し飛び出ていて、丸みが付けられています。
小さなポイントですが、全体の印象には大きく影響していると思います。
この本棚は、娘さんが使われるとのことで、プレゼントも用意しました。
台湾ヒノキの匂いがあまりにも豊潤なので、これで匂い袋を作れそうだなと作業しながら思っていました。
着物生地で色々と作っている母にお願いして、袋を作ってもらい、中に台湾ヒノキの木くずを入れてプレゼントしました。
w60cm × h100cm × d45cm
¥120,000
台湾ヒノキ