歯医者の受付カウンターの仕事は、先に紹介しましたが、実はもう一つその歯医者さんに作りました。
診療のカウンセリングをする小さな部屋があって、そこに設置するテーブルと収納です。
小さな空間で、そこにソファと先生の椅子、収納が入るので、サイズを決めるのが大変でした。また、カウンセリングルームということで、他の部屋よりも落ち着ける空間にしたいとのこと。かつ、受付カウンターとの連続性も必要。
それらを考慮して、完成したのが写真の空間です。
先生の足と、患者さんの足がぶつからないよう、仕切りも兼ねたテーブルの鉄脚が特徴的です。部屋に入ってきた患者さんが、自然にソファに座りやすいように、誘導の役割もこの鉄脚に担わせませた。
受付カウンターとの連続として、パッチワークの天板が重なり合い、それ自体も不定形な形をしています。
壁際の白い収納も作りました。天板を支える役割も果たしています。
なるべく存在感をなくすよう、引き戸の取手はあえて付けませんでした。
メインは受付カウンターなのでこっちは後回しにされがちで、受付カウンターの制作をしながら、こっちの設計をしてと、寝れない日々でした。
なんとか収まって、良かったです。
w130cm x h70cm x d73cm
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クルミ、クリ、カバ、鉄