先に紹介した「松坂牛 寿ゞきん」の為に制作したベンチです。
写真には写っていませんが、実際には壁に背もたれも設置しました。
構造的には船板テーブルとほぼ同じで、全てホゾで組んで、ネジは使っていません。
貫と座面の補強も兼ねた座面下の幕板が、左右の脚をつなぎ、脚は座面にも通しホゾで接合してあります。
通しホゾにより、座面板の表面には脚の小口が見え、アクセントにもなっています。
材料はお客様が倉庫にストックしてあったチェリーの天板です。
チェリーというと赤茶色をイメージするかと思いますが、和のお店にこのチェリーの色は合わないと思い、脱色して白木にしました。
脱色したことで、少し枯れた感じも出て、お店の内装にもうまく馴染んだと思います。
w120cm × h40cm × d38cm
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チェリー