勉強机
1年ほど前に新築のキッチンやら建具、洗面所などを作らせていただいたお客様から、ワークデスクのご依頼がありました。
打ち合わせをしに、1年ぶりにその新築のご自宅を訪問。
私が作ったもの、特に問題なく使わせていただいていると、お客様からお聞きしてホッと安心したのでした。
そして、他人の自宅に馴染んだ私の作った家具たちを見て、生活の道具を作る仕事に対する誇りを想い、気を引き締めたのでした。
船板のテーブル
三重県津市駅前にオープンした「松阪牛 寿ゞきん」のテーブルを作りました。
お話があってから納品まで半年近くを制作に費やした、私にとっては大きなお仕事でした。
このテーブルの特徴は、何と言ってもこの材料です。
使用した木材は、琵琶湖に浮かぶ船でした。
木造船としての役目を終え、古材として市場に出回っていたものです。
座卓リメイク
立て続けに座卓リメイクのお仕事をさせていただきました。
こちらのお客様も座卓をリメイクしたいと問い合わせをいただき、まずは写真を送っていただき、こちらからデザインとお見積もりを提案させていただきました。
写真を拝見した時から立派な座卓だなと思っていたのですが、実際に届いてみると写真以上に立派な座卓でした。
脚の太さもさることながら、天板も厚い一枚板。
座卓リメイク
以前、仏壇をリメイクしたり、花台を修理したお客様からのオーダーで、今回は座卓をダイニングテーブルにリメイクしたいとのことでした。
リメイク前の座卓は経年の狂いと、接着剤の劣化により、ガタガタの状態でした。
いつもの手順なのですが、一度全てバラし劣化した接着剤を削り落とし、狂った接着面の角度を調整し、再度接着し直します。
リビングの扉、窓の縁側台、洗面台も、それぞれラワン古材を使っています。
ラワンというと、下地のイメージが強く、家にはたくさん使われていますが、なかなか表には出てこない材です。
そのラワンをこの家では化粧として使っているのです。
建築家ならではの素材の使い方だと思います。