2016, wall clock
年輪の壁掛け時計
size
w23cm x h23cm x d5cm
price
¥12,000
Material
ヒノキ
時を刻んだ年輪が、再び時を刻む
道ばたに生えている名もなき花のような存在感、気をつけなければ見過ごしてしまうけど確かにそこに在る、そしてそれは少しづつ変化(時を刻む)している。そんなプロダクトを目指して作りました。
時の蓄積で生まれた年輪という模様をまとい、静かに時を刻んでいます。
材料は長州(山口)産のヒノキを使用していますので、ほんのりとヒノキの香りがします。
時計のムーブメントにはセイコーのSKPスイープタイプを使用しています。
秒針の動く音はしません。
idea
角材を縦に連らせて構造を作るスツールです。この変わった形状から何かをイメージして作られたと思われがちなのですが、この構造というか作り方を先に思いついて形にしました。
challenge
今回は、座面を緑にせず、他のカラーリングの可能性を探りました。角材の丸まった部分に、ペンキで色をつけて液垂れしている状態で固まらせました。
material
材料は今までと同じ座面は杉、脚はヒノキを使っています。
杉は建材ではなく、銘木として売られている杉を使ったので、とても目が詰まって赤みの強い杉でした。
この壁掛け時計はオンラインショップ用に作ったものですが、面白かったのは表面に色をつけていないものばかり売れることです。私としては緑や赤など色がついた年輪時計も好きなのですが、やはり日本では白木が好まれるということでしょうか。