以前、仏壇をリメイクしたり、花台を修理したお客様からのオーダーで、今回は座卓をダイニングテーブルにリメイクしたいとのことでした。
リメイク前の座卓は経年の狂いと、接着剤の劣化により、ガタガタの状態でした。
いつもの手順なのですが、一度全てバラし劣化した接着剤を削り落とし、狂った接着面の角度を調整し、再度接着し直します。
座卓天板の隙間は埋めたいとのことなので、メープルで埋め木し、天板の4隅の角も丸くしたいとのことでしたので、丸くしました。
黒檀とのコントラストを出すために、新たに追加した材料はメープルにしました。
脚の形は、いくつか提案させていただき、このような形になりました。
天板のサイズが小さめなので、どの位置でも座れるように、脚の位置を中めに入れるようにしました。
出来上がってみると、黒檀はやっぱり綺麗だなと。
座卓や仏壇などによく使われることから、少し重たいというか、ぼってりした印象を持っているかもしれませんが、使い方次第だなと再認識しました。
貴重な木材料でもありますし、座卓を使わないからといって捨ててしまわず、リメイクして活かしていただきたいなと思います。
w11.7cm × h66cm × d70cm
¥250,000
黒檀、メープル