2021, desk
昔作ったデスク
size
w180cm × h70cm × d60cm
price
priceless
Material
SPF材
楽しんで作ったのが伝わってくる
今回は番外編として、私がまだ木工を勉強する前に作ったデスクをご紹介します。
妹のために作った作業机なのですが、もう10年以上前になります。
我ながら凝った作りなので、久しぶりに見たらびっくりしました。
point.1
見た目のモダンさ。DIYで作った机らしからぬモダンなデスクです(笑)
片袖の机ですが、袖部分と天板下に引出しがあります。
引出しの存在が目立たないようデザインされていて、引出しの把手も付けてありません。
どうやって開けてたの?と妹に聞くと、爪で引っ掛けて開けてたと言ってました。
point.2
三方留めをしている。
机の角を見るとわかりやすいですが、板の小口が全て45度にカットされています。
板の小口が隠れるので、板厚を隠すことができ、よりスッキリした印象になります。
木工を始めて10年近くになりますが、いまだに仕事では三方留めは使ったことありません。
それだけ、手間がかかるし、ぴったり角度を合わすのは大変なのですが、昔の自分は果敢に挑戦してたみたいです。
point.3
なんと、引出しが斜めになっています。斜めの引出し。
私もこれを思いついた瞬間は覚えていて、斜めになった引出しって見たことないけど、構造的には作れるよな。なんで世の中には斜めの引出しがないんだろう、作ってみよう。そんな思い付きでした。
10年間使い続けた妹に聞いたところ、そんな不便じゃなかったそうです。
昔から作るのは好きなので、日曜大工はしていたのですが、それでも持っている工具は電動ドリルとトリマーだけだった気がします。
インパクトも丸ノコも持ってなかったから、手のこで切って、電動ドリルでビスをねじ込んでいたことになります。
材料もホームセンターで売っているSPF材です。
なんだか、少ない道具でよくここまで作ったなと、昔の自分に感心します。
当時は趣味で作っていたから、作ること自体を楽しんで、もっとドキドキしながら設計していた気がします。
あの感覚は忘れてはいけないな、例え仕事だとしても。