2020, workdesk
ワークデスク
size
w130cm × h70cm × d98cm
price
-
Material
チェリー、山桜、Fenix NTM、ラワンランバー材
ちょっと変わった形だけど
以前に船板のテーブルをご注文いただいたお客様のご自宅の家具一式を手掛けました。
このページでは、書斎のワークデスクをご紹介します。
書斎を使われるのは、お客様の奥さんなので、少し女性的なデザインの提案もしたのですが、そう言った可愛さは必要ないとのこと、角の尖ったデザインになりました。
全体的に変わった形の、彫刻的なテーブルですが、いろいろな要望や制限を反映させた結果です。
idea
今回使ったチェリー材はお客様の手持ちの材料でした。捨てるのは勿体無いので、できれば使いたいとのこと。
角材が多く、板も今回のデスクの天板サイズ全体は賄えません。そのため継ぎはぎの天板にして、足らない材料には工房に余っていた山桜を使いました。
challenge
天板は、木の繊維方向が直行する形で板を接いでますが、ここを接着剤で固めてしまうと、木の伸縮によって木が割れてしまいます。
なので、ここは蟻溝の加工をして、組手により接合してあります。木が伸縮しても、蟻溝に沿って伸縮します。かつ、それぞれの板の反りを抑える役目も担います。
板同士を蟻溝で接合するのは、結構な手間がかかるのですが、思い切って挑戦しました。
material
他の家具同様、Fenix NTMというイタリア製のメラミンと、無垢材との組み合わせです。他の家具ではメープルを使っていますが、ワークデスクにはチェリーを使う必要があったので、チェリーは脱色してから墨汁でグレーっぽく着色しました。
脚の形も変わってますが、これもお客様のチェリーを活用した都合です。長さがテーブルの脚としては短いので、互い違いに束ねて強度のある形にしました。