2017, wall shelf
ラワン合板の壁面収納
size
w390cm × h228cm × d45cm
price
¥200,000
Material
ラワン構造用合板、パーティクルボード
ラワン合板の裏が好き
横浜のメッセンジャー会社Courio Cityの事務所内装を手がけました。
オペレーションエリアに設置した壁面収納です。
中央が空いているのは、この位置にプリンターを設置する必要があったためです。
材料にラワンの構造用合板を使っています。材料としての安さもあるのですが、私はこのラワン構造用合板に使われているラワンの色というか、質感が好きなんです。
壁面収納の扉と脚は、テーブルに合わせてパーティクルボードとユーカリの枕木古材を使っています。
idea
大きな壁面収納を置きたいのだけど、限りなく安く、とはいえ安っぽくならずカッコよくなるように考えたものです。箱の本体に使う合板を、2枚重ねで使うことで、箱同士を重ねた時にうまい具合に重なるように工夫しました。
challenge
この壁面収納、正面から見ると合板の切断面が見えます。ここも普通は化粧を貼って隠す所ですが、あえて隠さずそのままにしています。
ここは迷ったのですが、機能性を優先しました。というのも、この壁面収納はそれぞれのサイズで独立した収納ボックスになっていて、固定しているビスを外せば、6つに分解できるのです。
木口に化粧を貼ってしまうと、その機能が失われてしまうので、今後の事を考え分解できるようにしておきました。
material
材料にはラワン構造用合板を使っています。
ラワン構造用合板のラワンには、白っぽいのと、赤っぽいのがあるのですが、その白っぽいほうの色あせた感じがいいですね。
しかも、合板には裏表があって、私が好きなのは裏側のほうです。
普通は見えない下地に使われる構造用合板の、しかもその裏側が好きなんですから、だいぶ自分のセンスは変なんだなと思います。笑
脚をつけて、全体を浮かす事で軽さが出て、壁面収納なのにそんなに圧迫感がないのは、今回のデザインで成功した点かなと思っています。
ちなみに写真の扉の把手としてついている緑色の養生テープは仮です。変なセンスの私もさすがに養生テープを把手にはしない。笑
後に自転車のハンドルバーエンドキャップが把手替わりに扉に取り付けられました。